乗鞍岳登山に行く前に覚えていてください。乗鞍岳は3000m級の山である事を
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はじめに
「乗鞍岳は、手軽に3000m級の山を楽しめます」とよくガイドブックで見かけます。
しかし「乗鞍岳は、3000m級の山である事を忘れないで下さい」と、まずはご案内致します。
確かにバスで標高2702mの畳平まで上がる事ができます。
乗鞍岳の最高峰 剣ヶ峰の標高が3026mですので標高差は300m少しです。
確かに標高差から見ると、レベルは初心者でも登れる山です。
しかし、3000m級の山を甘く見ないで欲しいと思います。
何を言いたいかと言うと、
「きちんとした登山装備、服装で登っていただきたい!」
と一番言いたいのです。
後ほど、装備や服装の案内もしますが、きちんとした装備、服装で登らないと怪我や事故が発生します。
3000m級の山で、天気が急変すると想像もつかないような事がおこります。
必ず、登山装備で登って下さい。
靴については、サンダル・ハイヒールは論外です。
登山のルールを守り、きちんとした登山装備・服装で登りましょう。
乗鞍岳は難しい山ではありません。
初心者の方、ファミリーでも十分に登れます。
3000メートルから見渡す頂上からの景色は最高ですよ。
是非とも、登山のルールを守って登っていただきたいと思います。
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乗鞍岳登山の最適な時期
続いて、乗鞍岳登山の最適な登山時期について説明します。
乗鞍岳へ、一般の方が登る時期は、6月下旬から10月初旬までです。
一番最適な時期は、7月から8月のお盆の時期です。
特に梅雨明けの7月中旬から下旬の時期は、乗鞍岳に登る一番最適な季節です。
高山植物を楽しむ最高の時期でもあります。
また乗鞍岳の紅葉を楽しむ時期は、9月末から10月初旬ですが、この時期には頂上付近では初雪が降る場合もありますので、服装・装備には十分に注意して下さい。
気温に関しては、氷点下になる場合もあります。
あと、乗鞍岳にはできるだけ午前中に登りましょう。
午後になると、にわか雨が降る可能性があります。
森林限界を超えているため、雷に会うと、非常に危険です。
登山のマナーとルールを守って、楽しい乗鞍岳の登山にして下さい。
最後に、乗鞍岳は標高が高い山になります。高山病には注意して下さい。
少しでも体調が優れない時は、無理をせずに登頂を中断する決断もして下さい。
バスで一気に標高2700メートルまで上がりますので、体調の変化には十分注意して下さい。
(乗鞍岳登山道から見る穂高岳)