乗鞍岳のシャトルバスは、毎年岐阜県側が5月15日から運行されます。
長野県側は7月1日から運行開始の予定です。
ここで、各月毎の登山の状況を説明します。あくまでの、目安になりますので、その年の気候や天候で状況は変わりますので注意して下さい。
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5月の状況
毎年5月15日になると、岐阜県側のシャトルバスで乗鞍岳畳平まで行けます。
平地では、新緑の気持ちいい時期ですが、乗鞍岳畳平では雪の世界です。
登山初心者の中には、この時期から乗鞍岳への登山が簡単にできると思われている方もいます。
ですが、5月の乗鞍岳は、真冬の雪山登山の装備が必要になります。
アイゼン・ピッケルが必要です。
5月は雪山の装備が必要です。
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6月の状況
6月の上旬になると、雪解けも進みます。
ですが、肩の口小屋~稜線までの間は、まだ雪がかなりある状況です。
アイゼンが必要になります。
6月の中旬から下旬は、かなり雪解けが進み、一部雪が残る程度になります。
雪に不安のある方は、軽アイゼンを持っていく必要があります。
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7月、8月の状況
7月になると、登山道の殆どの部分の雪がなくなります。
7月中旬~8月は、乗鞍岳に登る最適なシーズンになります。
ただ、8月の終わりになってくると、天候によっては少し寒いと感じる日があるので、服装に注意して下さい。
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9月の状況
9月に入ると、少し寒くなる日が出てきます。
紅葉は、上の方から9月の中旬頃から始まります。
本格的に始まるのは、9月下旬頃になります。
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10月の状況
10月になると、雪が降る可能性も出てきます。
また、紅葉は10月上旬が見頃になります。
中旬になりますと、雪が積もる日も出てきます。
下旬になると冠雪し、乗鞍岳は冬に向かいます。
この様な感じになります。5月~6月の間に、初心者だけの乗鞍岳登山は絶対に止めて下さい。安全に乗鞍岳を楽しみましょう。